本別町
プロジェクト
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- 本別の未来を一緒に考えたい。「とかち創生学」で地域の課題に挑む
- 文:三川璃子 写真:斉藤玲子
本別町中心街から利別川(としべつがわ)を越えてすぐに、本別高校があります。2022年現在の生徒数は77名。人口減少や近隣のまちを繋ぐ「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」の廃線以降、生徒数は年々減少しています。
そうした中「地域と関わりながら、地元人材を育成すべき」と立ち上がったのが、とかち創生学プログラムです。本別高校の授業カリキュラムに「探究の時間」を組み込み、高校生たちが自ら本別にある地域の課題解決に挑んでいます。
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- 輝く豆を世界に届ける。日本一の豆のまち本別が紡ぐ歴史
- 文:三川璃子 写真:山田祐介
十勝の東部に位置し日本一の豆のまちと呼ばれる、本別町。晴天が多く、冷涼な気候が特徴のまちです。この恵まれた気候を地元では「十勝晴れ」と呼び、温かな日差しをたっぷり浴びて育つ豆は、大正時代から多くの人に愛される産品でした。本別町を支えてきた豆の歴史と、豆の生産を守る物語をひもときます。
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事業者の想い
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- ふわふわのシフォンケーキが救った店の危機。松月堂4代目の苦悩と復活の軌跡
- 文:三川璃子 写真:斉藤玲子
フワッと香ばしいバターの香りが広がる松月堂の店内。そこには、最中やパイなどバラエティ豊かな洋菓子と和菓子が並んでいます。中でも人気の商品はフワフワのシフォンケーキ。遠方から通う人もいるほどです。
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- 先人の知恵と歴史から学び、未来へ繋ぐオフイビラ源吾農場のやさしい農場
- 文:三川璃子 写真:斉藤玲子
健康を考え、近年日本でも取り入れる人が増えてきた有機栽培農産物。ですが、国内で有機JASを取得している農地は全体の1%も満たず(農林水産省令和2年度調べ)、世界と比べるとまだまだ少ない状況です。
前例が少ない中で、本別町で有機栽培に挑戦する方がいます。オフイビラ源吾農場の篠江康孝さんです。有機栽培を続けて約10年の道のりと農場に込められた思いについてお話をうかがいました。
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- 失敗から拓かれる道がある。移りゆく時代を「豆」とともに歩む岡女堂
- 文:三川璃子 写真:斉藤玲子
「美味しい豆を使って、美味しい商品を」ーー時代とともに人びとの趣味趣向が変わる中、本別町にある岡女堂では「豆」を使ったこだわりの商品を世に届けています。岡女堂は1855年(安政2年)に兵庫県神戸市で創業した、160年以上続く老舗菓子店です。
1988年には、「豆のまち」と呼ばれる北海道本別町に移転。技術とブランドを守り続ける7代目・合同会社 豆屋とかち代表の鈴木真智雄さんにお話をうかがいました。
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- ポップコーンでお客様の笑顔も弾かせたい。前田農産食品の苦悩と挑戦の歩み
- 文:三川璃子 写真:山田祐介
香ばしい匂いをかぐだけで、自然と映画館やお祭りの情景が浮かぶポップコーン。現在、日本に出回るポップコーンの原料は、ほとんどが海外輸入です。国内での栽培事例がまだ少ない中、ポップコーンの栽培と加工に挑んだのが、前田農産食品株式会社 4代目の前田茂雄さんです。
「生産者と消費者の距離を縮めたい」ーーそんな想いを胸に、前田さんが新たな食文化を創るため奮闘するのには、ある理由がありました。
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- 大好きな本別の特産品を残したい。伝統を守りつなげる渋谷醸造の軌跡
- 文:三川璃子 写真:山田祐介
日本の伝統食品である「味噌」や「醤油」。和食ひいては日本の食卓にとって、欠かせない存在です。
日本一の豆のまち・本別町で80年以上に渡って、味噌や醤油などの発酵食品を製造する渋谷醸造。一度は閉業の危機にさらされたものの、現代表の岡田清信さんが引き継ぎ、伝統の味を守り継いでいます。「小さな頃から渋谷醸造の味噌汁が好きだった」と語る岡田さん。渋谷醸造のこれまでの歩みと岡田さんが商品に込めた想いをひもといていきます。
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- 十勝の豆で幻の納豆を。やまぐち醗酵食品が守り抜く今も昔も変わらぬ味
- 文:三川璃子 写真:小林大起
95%以上を輸入大豆に頼っている今の日本。日本食である納豆も、ほとんどが輸入大豆で作られています。そうした中、十勝の豆に誇りをもち、幻の納豆をつくりつづける方がいます。やまぐち醗酵食品の2代目 代表の山口謙一さんです。先代から受け継いだ昔ながらの製法を大事にしながら、美味しさを追求する山口さんにお話をうかがいました。
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